2009年10月31日土曜日

国際ジャーナル 今回のドラフトが示した国際化への問題点

先日行われたプロ野球のドラフト会議ですが、これは今後の日本野球界の行方を考える上でも、重要な会議になったのではないでしょうか。今年のドラフト会議の目玉は、なんといっても岩手・花巻東高の菊池雄星投手です。菊池選手については、ドラフト開催前に、大リーグの球団とも面会をしています。最初は日本かアメリカか決めかねていました。結果的には日本のプロ野球へ進むことを希望して、西武ライオンズが交渉権を獲得しています。もし日本のドラフトを拒否した場合はどうなるのでしょうか。この場合、外国の球団を退団しても、高卒は3年間、大卒・社会人出身は2年間、国内球団と契約できないという規約が去年作られています。しかし、この規約はかなり懲罰的な内容です。最初は大リーグに入ったが、その後日本に戻りたくなった選手も、この規約では戻ってくることはできません。日本のアマチュア野球界が、アメリカ大リーグの草刈場になるのは問題ですが、もう少し現実に即したルール作りが必要ではないかと思います。国際化という観点から、国際通信社などのマスコミにおいても、このようなテーマをもっと考えるような記事を読んでみたいと思います。とにかく、菊池選手には頑張ってもらいたいですね。


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