2009年11月3日火曜日

国際ジャーナル 飲酒運転を防ぐアルコールインターロックへの取り組み

飲酒運転は交通行政においても大きな問題です。毎年、罰則が強化され、悪質な事件については厳しい刑事罰もよくニュースになります。国際通信社などマスコミにおいても、この問題については非常に注目されていると言えます。飲酒運転の防止に対して、自動車メーカーが新たな実験を開始しています。これはアルコールインターロックというシステムです。飲酒運転については、あくまで運転者の意識によって防ぐというのが今までの方法ですが、これは、自動車に機械的な仕組みを取り付けて、アルコールが検知された場合は、自動車が動かなくなるというシステムです。この実験は、トヨタ自動車と日野自動車によって、トラックを使って行われています。アルコールインターロックについては、すでにアメリカにおいて46の州で活用が行われています。スウェーデン・カナダ・フランス・イギリスでも活用が行われています。安全面からは優れたシステムですが、問題点はコストです。仮に全車両に義務付ける場合、その費用負担については議論が必要になります。飲酒運転による悲惨な事故を防止するためにも、このような取り組みが非常に期待されます。様々な問題を乗り越えて、日本でも普及して欲しいと思います。


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