2009年10月17日土曜日

国際ジャーナル 背負ってきたという自負

いつもは観たい番組がない限りテレビをつけないのですが、昨夜は何とはなしにガチャガチャとザッピングしていたら、矢沢の永ちゃんと星野監督が対談していました。「今の日本の競争意識」について熱く語り合う二人。結構面白い対談でした。良くも悪くも今の日本人の考え方は「平等」を軸にしており、何とかして「夢」を叶えようとか、「上を目指そう」というところが無い、そしてこの作られた「平等」を指摘したり非難することが難しい世の中だと、矢沢氏は嘆いていました。星野監督も彼と同じ団塊の世代、同じように貧しい幼少期を過ごした境遇から、「貧しさ」や「不平等」が生み出す力について、永ちゃんにはかなりシンパシーを持っているようでした。自分たち団塊の世代が今の日本を背負ってきたという自負がある、というような言い方をしていたのも印象的でした。「現役であることの有り難さを本当に感じている」という永ちゃんの言葉も良かったなあ。この人の音楽や人生観というものが、同じ世代の人に絶大なる支持を得ているのがよく分かりました。ここまでの自信を持つために、すごい努力をしてきたんだろうなということも。だからこそ、「あんたは食べれるからいいよな」とか、「弱者の気持ちなんか分からないだろう」という言葉に対しても強いんだと思います。負け犬の遠吠えなんかには屈しないわけです。団塊の世代と呼ばれる人たちが定年を迎えて、日本を支える世代がシフトしてきていますよね。定年後の団塊の世代をターゲットにした市場はやはりかなり大きいと思います。国際ジャーナルでキャンピングカーで旅する団塊世代を取り上げてましたけど、今お金を使ってくれるのは彼らですよね。若い子の車離れ、というかそもそも遊び方が違うんだと思います。世の中の価値観が変わっていく中で、永ちゃんみたいな人がどこまで頑張っていくのか、どう融合していくのか。こんな風にまだまだ団塊の世代は期待されちゃうんですね。

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