昆布やアオサなどの海藻も光合成をしているって知ってますか?私はつい最近知ったのですが、北海道の半分の面積に昆布を養殖できれば、日本が年間に排出するCO2を全部吸収できるという試算が10年前に出されているそうです。昆布で?!と驚きますよね。それがもし可能なら、日本は周りを海で囲まれているのだから沿岸にちょっとずつ養殖すれば、問題は一挙に解決!と思ってしまいます。まあ そうカンタンにいけば苦労は要らないわけで、他の生態系にどれぐらい影響が出るのかが分からないと意味がありません。自然というのはきっと微妙なバランスで成り立っているのではないかと思うのです。何かを特化させてしまうと、必ずどこかに歪みが生じてしまう。そこを考えながら解決策を見出す手段として、エコロジーがあるのかなと素人は考えるのですが、どうなんでしょう。国際ジャーナルでエコポイントについて論議していましたが、そもそもエコというのは和製英語で、エコロジーは生態学のことなんですよね。エコというと、自然、地球に優しいというイメージだけが先行している気がします。生態学はもっと科学的な根拠や調査、統計を基にしているものですよね。このかけ離れた感じは、そのまま、個々人の環境問題への意識のギャップに繋がっているのかもしれません。もっと分かりやすく、でもイメージだけに囚われず。難しいな。。「山に木を植えても育つのに50年はかかるが、人は20年で育つ。人を育てる方が早いんです。だから教育が大切」これは、先に出てきた昆布の説をwebで紹介していた畠山重篤さんの言葉です。「牡蠣の森を慕う会」代表として、植林活動を続けている漁師さんです。漁師がなぜ?というと、それは海を生かしているのは川であり、川を生かすのが森である、という正に生態学的な考えによるからです。すべての生命は繋がっている、ということを私たちはもっと学ばなくてはいけないのでしょうね。その生命の輪の中に人間も繋がっているからこそ、教育が大切なのだと思います。
国際ジャーナル報道ニッポン現代画報国際通信社報道通信社現代画報社