2009年7月22日水曜日

国際ジャーナル|いじめ

学生が夏休みに入りましたね。充実したものにしてください。
さて、先週の金曜日に1学期終業式という子供さんが多かったかと思います。私が、外出先から帰る途中でたくさんの下校中の小学生とすれ違いました。
家のすぐ近くに来たときに、1人の男の子が2人の男の子にいじめられているのに気付きました。よく見ると、いじめられている男の子はうちの近所に住んでいる子供でした。男の子は泣きながら、家の方向に走って逃げていきました。「どうしていじめていたの?」といじめていた男の子に聞いてみました。すると、返ってきた答えが「だってあいつ、とろくさいからむかつく」だったのです。「とろくさい・・・ってそれだけでいじめてたの?」と私は呆れながらもう一度聞いてみると「そう」といじめて当たり前・・・というような返事をしてきました。「むかつくから、あいつのかばんも俺が没収じゃ」とまで言ってました。
「じゃあ、自分はどうなの。何事もてきぱき動けるわけ」と聞いてみました。すると黙り込んでいました。「クラスの誰かが困っていたら助けるのが友達じゃないのかな。」とさり気なく言うとまたまた返事に困っている様子。
結局、いじめられていた男の子はお母さんと一緒にかばんを返してもらいにいじめていた男の子のところにやってきました。一緒に来たお母さんは、私がいたことにびっくりしていましたが・・・。
本当に些細な事から「いじめ」ってうまれるんですね。ちょっとした事が「むかつく」「うっとうしい」になるんですね。最近の子供は「キレやすい」と以前、新聞やテレビの情報番組でも言っていました。
私は、まずいじめている子供の親は我が子の行動にどう思っているんだろうって思うんです。今回のいじめの現場を見て、注意している際にも「この子の親は一体、どういう親なんだろうか」と思ったりもします。
まさかとは思いますが「うちの子に限って・・・」なんて思っていませんか?
いじめられている子供というのは、一度いじめられると心に深い傷が残って、一生その傷は残るんですよ。
今、いじめられている子に一番伝えたいのは「絶対に明るい未来があなたに待っているんだよ」ということです。今は、とてもつらいでしょう。つらくてつらくてたまらないかもしれません。でも、最悪のことは考えないでくださいね。あなたの命、とても大事なものですよ。何にも変えられない大事なものなんです。明るい未来を信じて、1歩1歩、前を向いて歩いていってください。


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